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LPT1

Windows機に直接接続していたプリンタをネットワーク共有上に移動した際にプリンタドライバの再インストールをサボる方法

(続き)

いやまあ再インストールすればいいんですが、用紙サイズとか仕込んでいたりすると印刷設定し直すの面倒じゃないですか。

  1. まず移動先で普通にプリンタの共有を有効にします。ただし移動先のホストがWindowsの場合はさらにプリンタのプロパティの調整が必要で、以下二点は他の設定だと何故か動きません。
    • [詳細設定]>[印刷ドキュメントをスプールし、プログラムの印刷処理を高速に行う] を選択 (全ページスプールはしてもしなくても可)
    • [詳細設定]>[プリント プロセッサ] にて [プリント プロセッサ]→[WinPrint]、[既定のデータ形]→[RAW] を選択
  2. コマンドプロンプトにて次の一行を実行します。(パスワードとか無しで接続できる設定の場合は [] 部分は全て省略)
    net use LPT3: \\プリンタホスト名\プリンタ共有名 [パスワード] [/user:ユーザー名] [/savecred] /persistent:yes
  3. 最後に移動元の既に接続されていないプリンタのプロパティを変更して出力をネットワークに振り向けます。
    • [ポート]>[双方向サポートを有効にする] を解除
    • [ポート]>[プリンタ プールを有効にする] を解除
    • [ポート]>[印刷に使用するポート]→[LPT3:] を選択
  4. スプールはプリンタホスト側で必ず行われるので、ローカルでもスプールすると二重になります。そのままでも動作に支障はありませんが、ネットワークがやたら遅いとかでない限りローカルのスプールは止めた方が気持ちすっきりします。
    • [詳細設定]>[プリント プロセッサ] にて [プリント プロセッサ]→[WinPrint]、[既定のデータ形]→[RAW] を選択
    • [詳細設定]>[プリンタに直接印刷データを送る] を選択
  5. 後でやっぱり直接接続に戻したくなった場合は、変更したプリンタのプロパティを巻き戻せば普通に元に戻ります。


LPT3: の 3 の部分は他で使用していなければ 1 でも 2 でもかまいません。

というわけで特に目新しいネタではないのだけど、スプール周りの設定の制約についてちゃんと書いてあるのは少ない気がします。いや他の人の書いたのとか特に探してないですが。