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幸福“料”保存の法則

冷静に考えれば公募デザインを売りつける商法それ自体は既に装備品を中心にさんざ繰り返しているわけで、そこだけを言うなら別段なにも騒ぎ立てるようなことではない。運営側から見れば、単に一定の実装工数を食ったアバター要素でしかなく、それが顔型であろうと装備品であろうと大差はない。

ところがこれをユーザ側から見ると、どうしてか腑に落ちない気がすると、そういう人が出てくるのは、やはりここまでの経緯についての認識の問題、言い換えるならば期待があったが故の反動なのであろう。仮に最初から妙な期待をされていなければ、こんな形で失望されることもなかった筈なのだ。そして齟齬を招いた理由を挙げることはできても一つ一つは確定的というほどの事ではなく、どちらかと言えばそういった状況の積み重ねから発生した感情の領域にある問題であって、それ故に理屈でどうにかなることではない。

しかるに顧客側の心理現象がそうであるときに、娯楽産業として顧客の機嫌を損ねる選択が果たして得なのかどうか、というのが現実側から解釈した今の問題なわけだが・・・いやまあW社のバランスがどうなってるのかとか知りませんけどね、素人考え的には「損して得とれ」って小学校で習わなかったのかなぁと思いますよね。どちらかと言えば。

もちろん利益最適化としては、まずこの程度のことで機嫌を損ねるユーザ層がどの程度の重要度なのか計算するべきであって、そこを織り込んだ上で意図して“不良顧客”の切り捨てにかかったのだと言うなら、それはそれで一つの正しい道ではあるのだろうし、あるいは諸々の状況を勘案した上で取り得る他の選択肢が、既にもっと惨いのしか残されていなかったのだと言うなら — いやその場合にはなんかもう色々と手遅れな気がしますが。実際問題こんな程度で立てられる売り上げで島を幾ばくかたりとも延命できるのかどうか。

やはりMoEはユーザに甘やかされていると思う。運営はそのことを正しく認識していないし、ユーザの側も甘やかしていることに無自覚的なのだ。私がこうして訳のわからないことを書いていること自体、「どうせならもう少しうまく欺してくれないものか」という期待の表れに過ぎない。

過去が、人を縛る。